
このようなお悩みを解決します。
この記事で学べること
- NFTアートが売れない理由
- NFTアートが簡単に売れるコツ5つ
- NFTアートの成功事例3つ
今回はNFTアートを始めたいけど本当に売れるか心配で一歩踏み出せずにいる、そんなあなたに向けての記事になります。
NFTアートは近頃ブームになっていて、日本でもクリエイターの参入が相次いでいます。
最近では『小学生がiPadで描いた絵が数百万円で売れる』というニュースが話題を奏しました。
ただニュースで流れているNFTアートの情報は、良い部分だけを切り取っていることが少なくありません。
『NFTアートを作って、自ら売ったら100万円近くで売れるんじゃないか?』と少しでも思っていた人は、この機会に甘い考えを捨てましょう。
本記事では夢物語ではなく、地に足をつけてNFTアートを売るコツを紹介していきます。
いきなり売るコツを紹介しても『そりゃそうよな』で終わって納得感がないと思うので、以下の順番で説明していきます。
- NFTアートが売れない理由
- NFTアートが簡単に売れるコツ5つ
- NFTアートの成功事例3つ
読み終える頃には稼げるNFTアートの特徴が、頭の中にインプットされている状態になることでしょう。
それでは最後まで読んでみてください!
関連記事:【稼ぎたい人は必見】NFTとは?世界から注目されている真意を暴く
Contents
【前提】NFTアートは売れないのが当たり前!
まず前提条件を揃えておきます。
NFTアートは作ったら売れるみたいな風潮がありますが、実は違います。
その逆で、NFTアートは売れないのが当たり前の世界です。
なぜなら、NFTアートの業界はまだ下記のような状況だからです。
- ユーザー数が世界的に少ない
- NFTアートを買うまでの手順が多すぎる
それぞれ具体的に説明します。
状況①:ユーザー数が世界的に少ない
NFTアートの主なマーケットであるOpenSeaですら、ユーザー数が60万人ほどしかいません。(2022年7月現在)

この60万人という数字、日本のユーザー数ではなく、世界のユーザー数です。
Amazonプライムの会員数が約1億7,200万人(2022年6月30日時点)なので、OpenSeaのユーザー数はAmazonプライムの0.3%しかいません。
都道府県の人口を調べたところ、鳥取県の人口が約57万人になっていたので、イメージとしては鳥取県に住んでいる人全員が、NFTアートの買い物をしているという感じですね。
なんとなく市場の小ささがイメージできたと思います。
こういった状況から、ある特定の有名なアーティストが描いたNFTアートしか売れないという現象が発生しています。

状況②:NFTアートを買うまでの手順が多すぎる
またNFTアートを買うまでの手順が多く、複雑なのもNFTアートが売れない原因です。
というのもNFTアートを買うまでの手順が複雑だと、NFT初心者やネット初心者の参入ハードルが高くなるからです。

NFTを買うまでの手順
- 仮想通貨取引所で口座開設する
- メタマスクでウォレットを開設する
- メタマスクに仮想通貨(イーサリアム)を送金する
- OpenSea(NFTマーケット)に登録する
- NFTアートを購入する
↑が、実際にNFTアートを買うまでの手順ですが、『意味わかんね〜』や『面倒くさ〜』ってなりますよね。
そのため、NFTアートのユーザー数が少なく、市場自体がまだまだ小さいという状況になっています。
NFTアートが売れない理由はたった3つ
NFTアートが売れない理由ですが、理由はたったの3つです。
NFTアートが売れない理由
- アートの世界観が伝わっていない
- トレンドを抑えれていない
- Twitterの宣伝が足りていない
それぞれ説明していきます。
アートの世界観が伝わっていない
NFTアートの作品に統一感がないと、世界観が伝わらないので売れにくいです。
なぜなら人間は一貫性のあるモノやコトに興味を示すことが多いからです。
実際にイメージすると分かりやすいですが、広島県産の牡蠣を専門でうっている店 or そこらへんの居酒屋であれば、どちらの牡蠣を食べたいですか?
95%の方は、広島県産の牡蠣を専門でうっている店を選ぶと思います。
つまり商品を広島の牡蠣に統一することで、『牡蠣の店=○○』みたいな印象を与えれるようになった訳です。
そうなれば、店側(商品の提供者)のほとんど勝ちで、牡蠣を食べたいお客さんはこぞって来ます。
そのためNFTアートも同じく、統一感を持たせて独自の世界観を形成するようにしましょう。
ただNFTアートも基本を抑えずに、見よう見まねでやっても売れないのが事実です。
そもそも『NFTって何?』や『NFTアートってなんで売れるの?』みたいに思っている方は、『【2022年版】NFTアート初心者が読むべきおすすめ本5選!』を読んでNFTアートの基礎を勉強することから始めましょう!
トレンドを抑えれていない
またNFTアートは世界のトレンドを抑えていないと売れないケースが多いです。
なぜならNFTアートはアイディアの独自性を評価されて購入されることが多く、アイディアが一般化すると売れなくなってしまうからです。
例えばですが、スマホの普及率が80%以上であるこの時代に、ガラケーを販売するとほとんど売れないですよね。それと同じで時代のトレンドに合わせてNFTアートを販売することが大切になってきます。
実際にNFTアートも、以下のようなトレンドがありました。
- ドット絵(CryptoPunksなど)
- 類人猿(Bored Ape Yacht Clubなど)
- ボクセル(Airbitsなど)
- 女の子(onigiriman’s cute girl Collectionなど)
ブームが過ぎてしまっているNFTアートを作成すると、供給過多で『いらない!』となるので、常にトレンドを抑えることを心がけましょう。
Twitterの宣伝が足りていない
またNFTアートが売れていない特徴として、Twitterの宣伝が足りていないことも挙げられます。
なぜならNFTアートを作っただけでは誰の目にも止まらず、そもそも存在にすら気づいてもらえないからです。
良いモノを作れば売れる時代はもう終わった。
この言葉を1度は耳にしたことがあると思いますが、まさにその通りでNFTアートも作っただけでは売れません。
日本で有名なインフルエンサーであるイケハヤさんが運営しているCryptoNinjaでさえ、しっかり宣伝を行っています。
プレスリリース配信!ぜひチェックしてみてください〜。
日本最大のDAO発!NFTコレクション「CryptoNinja Partners」5/15販売開始。発売記念メタバースイベントも開催 https://t.co/Wmg2aKlSIQ @PRTIMES_JPより
— 🍺 ikehaya-nft.eth | #CNP Pre-sale May 15 (@IHayato) April 15, 2022
そのため、駆け出しのNFTアートのクリエイターは尚更、Twitterでの宣伝が不可欠になってきます。
NFTアートを簡単に売るコツ5つとは
次はNFTアートが簡単に売れるコツ5つを紹介していきます。
NFTアートが簡単に売れるコツ
- NFTアートに統一感を出す
- 世界のトレンドを抑える
- NFTアート購入の特典をつける
- 1作品のみ販売する
- 仮想通貨についてTwitterで発信する
それぞれ詳しく説明します。
『そもそもNFTアートってどうやって作るの?』と思った方は、先に『【2022年版】NFTアートを作成できるアプリ5選を紹介!売るコツも伝授!』で勉強するのがおすすめです!
NFTアートに統一感を出す
独特な世界観を作るためにも、NFTアートに統一感を出すようにしましょう。
例えば、以下の有名なNFTコレクション。(Bored Ape Yacht Club)
見たらわかる通り、『類人猿』をモチーフにしたアートで、統一感がありますよね。
では統一感ってどうやって出すのかですが、いきなりアートを作るのではなくて何をコンセプトにしたNFTアートを作るのかを先に考えるようにしましょう。
例えばコンセプトを『日本の妖怪』にすれば、妖怪以外のアートは作らないようになるので、自然と統一感ができますよね。
なのでNFTアートを始める前に一度立ち止まって、自分が『これで勝負したい!』と思えるコンセプトを探すようにしましょう。
世界のトレンドを抑える
またNFTアートを売りたいのであれば、世界のトレンドを抑えるようにしましょう。
ではどのようにトレンドを抑えるのか。
個人的にはTwitterをおすすめしています。なぜなら情報の回ってくるスピードが格段に早いからです。
おすすめのTwitterアカウント
上記の3人をフォローしておけば、NFTに関する新しい情報は入ってくるようになります。
『海外で流行っているけど、まだ日本には上陸していないな!』みたいなトレンドは、時差で日本でヒットする可能性が高いので狙い目ですね。
ぜひTwitterでの情報収集にもチャレンジしてみてください!
NFTアート購入の特典をつける
NFTアートは作品の質も大事ですが、エンターテイメント性も必要です。
世界的にも売れているNFTアートは、購入したときに特典が付いてくるケースが少なくありません。
例えば、先ほども挙げたBored Ape Yacht Club。
Bored Ape Yacht Clubのアートを購入すると、以下の2つの特典があります。
- 専用のNFTショップにアクセス権を得られる
- 同じイラストを購入した仲間と情報交換できる
つまり購入した人だけが加入できるコミュニティに参加できるわけです、特別感がありますよね。
もしあなたが趣味でモノづくりをしているなら、NFTアートの購入特典として送ることもアリという訳です。
価値を感じる部分は人それぞれです、中には特典に惹かれてアートを購入する人もいることを覚えておきましょう。
1作品のみ販売する
NFTアートを売りたいのであれば、1作品のみ販売するようにしましょう。
なぜなら同じ作品を複数作ってしまうと、希少性が損なわれて、価値が下がってしまうからです。
例えばモナリザみたいなアートがあったとします。同じ作品が6つもあれば、レア感が損なわれて、買う気が失せますよね。
人間は希少性や限定性に魅力を感じるようになっていて、心理学ではスノッブ効果と言います。
スノッブ効果:多くの人が持っているものに対して、個人の購買意欲・需要が減少する効果のこと。
そのためNFTアートを作るのであれば、1作品のみを販売するようにしましょう。
NFTについてTwitterで発信する
NFTアートを売るためには、NFTについてTwitterで発信するようにしましょう。
なぜならNFTに詳しい人が使っているSNSはTwitterだからです。
そのためTwitter界で『NFTに詳しい人』と認識されると、NFTアートを販売してもすぐに売れるようになります。
ではどのようにNFTに詳しい人のポジションを取っていくのかですが、以下の3手順を踏むことをオススメします。
NFTクリエイターのTwitter戦略
- NFTアートを作成する
- TwitterでGiveaway企画をして認知度を上げる
- TwitterでNFTに関するノウハウを発信する
特にGiveaway企画はリツイート機能によって多くのNFT関係者にリーチできるだけでなく、NFTアートを認知してもらう機会になるのでおすすめです。
あの虚無顔がジェネラティブになって帰ってくる!
フォロワー様3名に、優先購入権(WL)1枚を #giveaway します!
※ぴぴぴNFT所有者は無条件でWL付与。詳しくはdiscordで。
1. @pipipipikyomu @KyomugaoNFT フォロー
2. join https://t.co/pX9fRGIyvE
3. ♡&RT締切4/15 23時 pic.twitter.com/6zBVNKYU9X
— ぴぴぴ (@pipipipikyomu) April 12, 2022
ぜひあなたもTwitterで人気者になって、NFTアートの宣伝媒体として利用してみてはいかがでしょうか。
NFTアートの成功事例3つを紹介!
最後にNFTアートの成功事例を3つ紹介していきます。
NFTアートの成功事例
- CryptoPunks
- CryptoNinja
- onigiriman's cute girl Collection
なぜ成功したのかを具体的に説明します。
成功事例①:CryptoPunks
クリプトパンクは24×24ピクセルで描かれた、ドッド絵のキャラクターです。
デザイン自体に価値を感じている人は少ないですが、NFTアートの初期作品としての希少性によって、価値が見出されています。
また作品数は1万点もありますが、同じデザインの作品は1つもありません。
つまり1つ1つのアートが、世界に1つだけしかありません。そのためスノッブ効果も相まって、人気が出た作品と言えます。
※スノッブ効果:多くの人が持っているものに対して、個人の購買意欲・需要が減少する効果のこと。
成功事例②:CryptoNinja
CryptoNinjaは有名インフルエンサーであるイケダハヤトさんとイラストレーターのRii2さんが、運営しているNFTコレクションです。
特徴は2つあって、徹底された統一性と商用利用OKの特典になります。
CryptoNinjaは忍者で統一されているだけでなく、ポーズも統一されているものが多く、独自の世界観を醸し出しています。
それに加えて商用利用をOKすることによって、二次創作のカルチャーを生み出しました。
その結果、CryptoNinjaをモチーフにしたNFTアートが増えて、より一層オリジナルであるCryptoNinjaの価値が高まりました。
このようにNFTアートに『商用利用OK』などの一捻りを加えるだけでも、注目もされやすいので、ぜひ真似してみてくださいね!
成功事例③:onigiriman's cute girl Collection
日本でトップNFTクリエイターである『おにぎりまん』さんが運営しているNFTコレクションです。
唯一無二のデザインであり、作品を見たらすぐに『あ、おにぎりまんさんの作品だ!』とわかる統一性を持っています。
またTwitterでGiveaway企画もやっていたり、大型マーケティングで認知度をおおきく上げています。
おにぎりまん×OVO giveaway
おにぎりまんが #OVO で18日に発売を開始する特別なNFTのWLをgiveawayNFTを生成できるジェネシスNFTの WL 1枚を抽選で3名様にプレゼント
条件
①このツイートをRT
②フォロー @onigiriman1998 & @ovo_japan
③Discord joinhttps://t.co/hxC1VQTG9Z#Giveaway #NFT pic.twitter.com/0aIsKPQkBq— おにぎりまん⛩🍙⛩onigiriman1998.eth (@onigiriman1998) April 11, 2022
おにぎりまんさんはNFTアートを始める前までは、まったく無名のクリエイターだったみたいです。
その点、これからNFTアートを売っていきたいと思っている方には、参考になるかもしれないですね!
無名だった自分の作品が売れた理由を、分析している記事があったので、興味がある方はぜひ見てみてください!
>>5200万円分の絵を売った男が語るNFTアート。1か月前までは無名だった
NFTアートに関するよくある質問
NFTアートに関するよくある質問に関しても、こちらで回答しておきます!
NFTアートに関するよくある質問
- nftアートの作り方を教えてくれませんか?
- NFTアートを購入・販売するときの初期費用はどのくらい?
それぞれ回答していきます!
質問①:nftアートの作り方を教えてくれませんか?
A.NFTアートは基本的にアプリで作成します。
おすすめのアプリは、下記のとおり。
- 8bit painter(無料)
- Pixelable(無料)
- Illustrator(有料)
- Procreate(有料)
- Ibis Paint X(無料)
それぞれのアプリの特徴は、『【2022年版】NFTアートを作成できるアプリ5選を紹介!売るコツも伝授!』で詳しく説明しています。

アート初心者でも問題なく使いこなせる仕様になっているので、ぜひお気に入りをダウンロードしてみてくださいね!
質問②:NFTアートを購入・販売するときの初期費用はどのくらい?
A.購入するときも、販売するときも初期費用は3,000〜6,000円ほどになります。
内訳は、下記のとおりです。
NFTを販売するときの初期費用
- 国内取引所→メタマスクへの送金手数料【1,000~3,000円】
- 購入オファーを承諾するときのガス代【2,000~3,000円】
NFTを購入するときの初期費用
- 国内取引所→メタマスクへの送金手数料【1,000~3,000円】
- NFTを購入するときのガス代(=手数料)【2,000~3,000円】
ただ案外知られていないですが、初期費用を節約する方法もあるので、気になる方は『【初心者向け】NFTの初期費用とは?安くで済ませるグレーな方法も紹介!』を参考にしてみてください!

【まとめ】NFTアートが売れないと嘆くのではなく実践しよう!
今回はNFTアートが売れない理由、売るコツについて説明してきました。
簡単におさらいしましょう。
NFTアートが売れない理由
- アートの世界観が伝わっていない
- トレンドを抑えれていない
- Twitterの宣伝が足りていない
NFTアートが簡単に売れるコツ
- NFTアートに統一感を出す
- 世界のトレンドを抑える
- NFTアート購入の特典をつける
- 1作品のみ販売する
- 仮想通貨についてTwitterで発信する
NFTアートは売れるコツを頭の中にインプットしているだけでは意味がなく、実践して初めて体得していくものです。
まだNFTアートを挑戦していない人は、試しに1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
NFTアートを始めるには、仮想通貨取引所の口座開設が必要になります。
手数料が0円の取引所などおすすめ5選を、以下の記事で紹介しているので、自分にあった取引所をぜひ見つけてくださいね!
>>【2022年版】仮想通貨取引所のおすすめランキングTOP5!